備忘録:PDF形式の電子書籍をFire HDでリフロー形式で見る(メモ、ハイライト、読み上げが使えます)
O'ReillyのEbookでPDFのみで配布されている書籍も、Kindleからメモやハイライト、読み上げを使いたいと思い調べました。
お金を多少出すだけで利便性を得られるならばと考え、有償ソフトも対象としました。
2019/05/11 「言語」と「タイトル」の変更について追記しました。
結論
iSkysoft PDF変換 for Mac は、レイアウトは崩れますが、画像やテキスト等の内容は維持されるので試した中では一番良さそうです。(永久ライセンス 1ライセンス ¥3,580 で購入しました)
以下のように変換
- PDF→ePub変換 : iSkysoft PDF変換 for Mac を利用
- ePubのメタデータ(タイトル、言語 等)編集:Sigilを使用
- ePub→mobi変換 : Kindle Previewer 3を利用
環境
変換に利用した端末
macOS Mojave 10.14.4
Kindle端末
Fire HD 第8世代
変換を試した本
O'Reilly Ebook カンバン仕事術 (PDF形式のみで配布)
試したツール(PDF→ePub)
iSkysoft PDF変換 for Mac
レイアウトは崩れますが、文字や画像は完全に維持されているようです。日本語も問題なし。
PDFelement 6 Pro
今回対象としたPDFでは、日本語は文字化けしました。
Calibre 3.42.0
今回対象としたPDFでは、日本語が一部消えました。
PDF→ePub→mobi変換手順
1. PDFをiSkysoft PDF変換 for Mac
でePub形式に変換
ドラッグアンドドロップで変換完了です。
ここで作成されたePubはタイトル
はPDFのファイル名
、言語
は英語
になっています。
Kindle Previewer 3
で見た本に関する情報
2. Sigil
を起動し、メターデータ(タイトル、言語 等)を編集
「File」→「Open」でePubファイルを開きます。
「Tools」→「Metadata Editor」を起動し、以下のようにタイトルと言語を修正します。
- 言語を日本語に変えないと、Fire HDの読み上げのボタンが「音声をダウンロード:英語」と表示されてしまい、ダウンロードのひと手間がかかってしまいます。
- ここで設定したタイトルがKindle上で表示される名前になります。
3. Kindle Previewer 3
で ePub → mobi へ変換
ePubファイルをドロップし開きます。
変換後「ファイル」→「エクスポート」でmobiファイルを保存します。
ちゃんと日本語の本として認識されました。
修正後の本に関する情報